(注)これは本や新聞などを参考にして書いたものです。
また、間違い等ありましたら管理人(あんちゃん)に、ご指摘ください。
よろしくお願いいたします。
(注2)このページは、病気の本や新聞を読めない、あんちゃんに、今は閉店してしまった「Heart Cafe」の管理人さんのみーこさんから、頂いたものです。
みーこさん、本当に、ありがとうございます。m(__)m
突然おきるパニック発作
発作は突然なんの理由もなく不意に起きます
パニック発作の主な症状としては
動悸 発汗 身震い 息切れ感
窒息感 胸痛 吐き気や腹部不快感
めまい感や気が遠くなるような感じ
自分が自分でないような感じ
気が狂うことへの恐怖 死への恐怖
感覚のまひ 冷感や熱感
これらのうち4つ以上が同時に現れます
この発作はとても強烈で、「死ぬのではないか」と思うほどの恐怖を感じます。
そのため、救急車などで病院へ駆け込む人も多いのです。
が、発作は短時間でおさまるため、病院に到着するころにはピークは過ぎており、
症状がみられなくなります。
検査等でも異常はみられません。
● この不安発作の際に「過呼吸」(息を吸いすぎて多量の二酸化炭素が体
外に排出され、その結果血液中の二酸化炭素が不足する)をともなっている
ことが多く、そのために手足のしびれ、冷感、けいれんなどの身体症状が出
やすくなります。
パニック障害は単に気のせいで起こるのではなく、脳内の神経伝達物質のバラン
スが乱れることによって起こると考えられています。
予期不安、広場恐怖
その後、何度かパニック発作を起こすことにより、いつ起こるかも知れない発作に
対して不安や恐怖を感じるようになります。
これを「予期不安」といい、これが強くなることによって、発作が起きても大丈夫だ
と思えるような所にしか外出できなくなったりします。
また、パニック障害の患者のうち80%以上は「広場恐怖」を多かれ少なかれもつ
ようになるそうです。
●広場恐怖とは、パニック発作が起きたときに、すぐに逃げ出せないか、また
は助けをえることができないある特定の場所や状況を恐れ、またそこを避
けようとする行動のこと。
恐れる場所や状況 広い場所、人ごみのなか
電車、バス、地下鉄、飛行機などの交通機関に乗ること
トンネル、橋、エレベーター
美容・理容院、歯科
家にひとりでいること、家から離れること
などで、恐怖の対象は人によってそれぞれ違います。
乗りこえるためには
自分の病気をよく知り、積極的に治療に取り組みましょう。(神経科、心療内科な
どが専門です。)
パニック発作はとてもつらいものですが、決して死ぬことはありません。発作は必
ず数分〜数十分で必ずおさまります。必要以上に恐れないようにしましょう。
家族、周囲の方へ
パニック発作をきっかけにして、患者は今まであたりまえにできたことが、できな
くなったりします。自分でも「どうしてこんなことができないのか」と情けなく思った
り自分を責めたりするものです。その上に、家族や周囲の人にまで「怠けてる」と
か「自分の気のもちようだ」などと責められたら、それは本当につらいことなので
す。
パニック発作は決して怠け病ではないのです。
そのことをよく理解してあげてくださいね。